骨密度測定
骨密度測定とは
骨密度検査とは、骨の中に含まれるカルシウムやマグネシウムといったミネラル成分の量を計測し、骨の強さを評価する検査です。
骨を構成するこれらのミネラルは「骨塩(こつえん)」と呼ばれ、一定の大きさの骨に含まれる骨塩の量を「骨密度」といいます。
骨密度検査は主に骨粗しょう症の診断に用いられ、若年層と同世代の平均的な骨密度と比較して評価することができます。骨粗しょう症はほとんど無症状のため、転倒時に手首を骨折した方・脊椎(せきつい)の圧迫骨折をされた方などが、後から骨密度検査を受け骨粗しょう症と診断されることがあります。
骨粗しょう症は治療ができる病気であり、重症化する前の早期発見が重要です。
骨粗しょう症の主な原因とリスク
現在、日本における骨粗しょう症の患者の約8割は女性です。その理由は以下のような要因があります。
- 加齢や閉経による女性ホルモンの減少
- 運動不足
- カルシウムの摂取不足
- ダイエットや不規則な生活による卵巣機能低下
- 妊娠・授乳によるカルシウムの消費
また、若年層の女性にも骨量減少がみられる傾向があり、注意が必要です。
当センターの骨密度測定について
超音波測定法:湘南健康管理センター・ココットさくら館
湘南健康管理センター・ココットさくら館では、「超音波測定法」を採用しています。踝(くるぶし)の骨に超音波をあて、音の透過速度や減衰から骨の状態を推定する方法で、放射線を使わない安全かつ短時間で行える検査です。
検査方法
椅子に腰かけ機器の上に片足を置き、約10秒程度じっと動かず体勢を維持していただきスキャン完了です。痛みはありません。
DEXA(デキサ)法:ココットまちだ館
ココットまちだ館では「DEXA法」を採⽤しています。
前腕(肘から先)の⾻の密度を測定する⽅法で、エネルギーの異なる2種類のX線を⽤いて、その吸収差により⾻や筋⾁などのほかの組織を区別し⾻密度を測定します。
肘や⼿⾸が曲がりにくい⽅、⾞椅⼦をご利用の方にも対応が可能です。
検査方法
椅子に腰かけ機器の上に前腕(肘から先)を置き、約15秒程度じっと動かず体勢を維持していただきスキャン完了です。痛みはありません。
DEXA法のご注意事項
- 妊娠中、または妊娠の可能性がある方は検査をご遠慮いただいております
- 腕につけている腕時計やアクセサリー類は外していただきます
- 原則、利き腕とは反対の腕を用いて測定します
- 前腕を骨折したご経験や、透析のシャントがある場合は、測定結果が変わってしまう可能性がありますので、撮影技師にご相談ください
骨密度はどんな方におすすめ?
- 40歳以上の女性
- 70歳以上の男性
- 妊娠、授乳、過度のダイエット経験がある方
- 身長が2cm以上縮んできた方
- 腰・背中の屈曲、痛みがある方
- 骨折の既往のある方
測定結果と判定について
測定結果は、若年層との比較(若年比)や同年代との比較(同年比)により評価され、以下のように判定されます。
- A判定(異常なし)
今回の検査では問題ありません。今後も健康的な生活を心がけましょう。 - C判定(要経過観察)
骨密度がやや低下しています。1年後の再検査をおすすめします。 - D2判定(要再検査・精密検査)
⾻粗しょう症の可能性があります。整形外科での精密検査を受けてください。
(当院では二次検査は実施しておりません)
⾻粗しょう症を防ぐために
骨を丈夫に保つには、以下のような生活習慣の見直しが有効です。
- バランスのよい食事:カルシウム・ビタミンD・たんぱく質を意識的に摂取
- 適度な日光浴:ビタミンDの体内生成を促進
- 適度な運動:骨への刺激で骨形成が促され、骨密度の維持に役立ちます
- 禁煙・節酒・塩分控えめな食生活も大切です
⾻粗しょう症は誰もがかかりうる可能性があります。日常生活を見直して、予防する事が重要です。
また、骨密度測定により⾻粗しょう症の早期発見が可能です。定期的に検査することをおすすめします。